第4回 ねこの國ドットコムジャパン不定期集会



開催日
2001年11月18日(日)

参加者
CEO, COO
取締役(2名), 監査役

主な内容
電解卵、磁界卵 等の制作


解説



まずは、「第4回 ねこの國ドットコムジャパン不定期集会」の実施場所全容である。

活動場所が確保できなかったため、大学の駐車場にて行うこととなった。主に取締役"けんぢ"氏の自家用トラックのコンテナを使用し、電源の供給には発電機を用いた。




本題へと入る前に、「電気モコモコ」の制作を行なった。電気モコモコとは、市販のモコモコ(モコモコ膨らむケーキみたいなモノを勝手にこう呼んでいる。本来は電子レンジで調理)に2つの電極板を差し込み、ジュール熱(導体に電流を流すと、その抵抗によって熱が発生する)により、モコモコを無理やり調理するものである。

ただ、電極板に用いるに適当なモノが見つからなかったため、何かの止め具のようなモノを流用して使うこととなった。しかし止め具にはクロムメッキが施されており、このままの使用は人体に極めて危険である(クロムには発ガン性がある)。そこで、表面をグラインダー及びドリルで徹底的に削り、クロムを完全に削り落としたであろう状態にして、電極板として用いた。(たぶん危険ですので、マネしないほうが無難です)

電流を流すと、数分で湯気が立ち上り、その後モコモコはある程度モコモコと膨らんだ。しかし、ある程度膨らんだ状態になると、電流がほとんど流れなくなり、それ以上の調理は困難となる。電極板の周辺ではモコモコは黒く焦げ、また、鉄(電極板)は酸化していた。さらに2つ目のモコモコを制作した際には、湯気以外にも謎の煙が立ち昇り、刺激臭が発生した(原因不明)。

モコモコもおいしく食べられ、それなりに成功と言えるが、怪しい部分も多い。総合的に判断すると・・・・・危険である。




本題である。今回の集会の真の目的は、「卵の黄身や白身で模様を描く」なのだ。まずは、「電解卵」の方法で試してみる。

「電解卵法」
まずは卵の殻に電極を埋め込む。今回は、卵の殻に微小な穴を開け、そこに電極となりうるフックを取り付けた。そして、卵に電流を流す。そうすることにより、ジュール熱で卵はゆで卵状となり、その上さらに電気分解が起こり、黄身・白身になんらかの変化が起こるかもしれない。

結果。さすがに、そう上手くはいかなかった。一種の卵爆弾のような一触即発の状態になるであろうと考え、ホーロ鍋で厳重に安全対策を施したが、その状態にたどりつく前に、諦めざるをえない状況となった。思ったように電流が流れなくなったのである。電流を流すにつれ白身(または黄身)が固まり、電流が流れにくい状態になったのであろう。

というわけで、失敗であった。なおこの卵は、ゆで卵として普通に食された。




次は、「磁界卵」の方法である。

「磁界卵法」
コイルに電流を流すと、コイルの内部に磁界が生じる。今回は100アンペア以上の電流を流し、強力な磁界を発生させた。その中心に卵を配置することにより、卵は磁界から力を受け、その内部でなんらかの変化がおこるかもしれない。

結果。白身の部分には卵を貫通するように穴が開いたのだが、黄身の部分にはほとんど影響がなかった。白身に穴が開いたのはすごいが、しかしこれも失敗である。おまけに水は濁り、穴が開いた部分の白身も黒く焦げてしまい、とても食べられるような状況ではなかった。

というわけで、「白身と黄身で模様を描く」という実験は失敗に終わった。だが今回の結果を教訓とし、卵に模様を描くという試みは、まだまだ続くのである(たぶん)。




最後はおまけ。黒いのは「ねこの國卵」であり、白い部分は彫り込んである。それをなぜか「燃やそう」ということになり、鍋に灯油を入れ、新聞紙で包んだ「ねこの國卵」に火をつけた。灯油が尽き火が消えた後は、鍋にふたをし、余熱で調理。

しばらくした後に取り出したが、全く卵は固まっておらず、結局燃やした意味は全然無かった。

最後は、「おでん缶」を温め、食して終了。


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