2010年08月29日

8月の出来事

●タイムカン

 賞味期限が間近に迫った「タイムカン」。賞味期限が切れる前の8月に掘り出す予定と何度か発言していたのだが、もろもろの都合で延期になっている。ただいまの予定は、10月である。

 正直なところ、一緒にタイムカンを埋めたメンバ(私を含めて3人)が、現在てんでバラバラな場所に住んでいるうえ、仕事の都合もあってなかなか集合の予定が合わせられない。こんな現実的な問題に直面するとは、よもや高校生だった当時の我々には想像も付くまい。あぁ、歳を取るのはイヤだなぁ……。

 言い訳すると、埋めたのが2000年10月なので、10月というのは埋蔵してからちょうど10年目に当たる。10年間埋蔵すると決めたタイムカプセルを掘り出す時期としては、相応しいのではなかろうか。賞味期限なんて、タイムカンが土に埋められていた歳月を鑑みると、あってないようなものである。言い訳おわり。

 そんなわけで、あと少しだけど、お楽しみに。


●臨時改札

 時はさかのぼって、8月7日。関西で一・二を争う規模の花火大会である、淀川花火が開催されていた。私は花火大会に行くわけではなかったのだが、ちょうど花火最寄り駅の阪急・十三駅で、花火大会客のラッシュにぶつかった。ホームから人ごみに流されていくと、そこに現れたのは、大会開催時のみ開かれる臨時改札であった。


 


 


 多くの臨時改札は、改札スペースがあるだけで改札業務は人が行ってたりするものだが、ここの臨時改札には、通常改札と変わらない立派な自動改札機が用意されていた。持ち運びできるようなものでもないだろうから、普段は雨風をしのぐ何かを被せられて、この場所にぽつねんと佇んでいるものと思われる。

 臨時改札が開かれないとき、この改札機は一体どんな様子でここに立っているのだろう。


●鞍馬・貴船

 夏季休暇の最終日である8月16日には、京都の鞍馬・貴船に足を運んだ。叡山電車で鞍馬へ行き、そこから山道を歩いて貴船へ抜けるコースを取った。有名な観光地なので特に説明はしないし、今夏の猛烈な暑さのもとでの山歩きがどんな感じなのかも、想像に難くないと思われるので特に説明はしない。

 さて、鞍馬で一番心を奪われたのが、由岐神社にあった「天狗」である。ちょうど下の写真の左半分に、二体の赤い物体が見えるであろう。


 


 この赤さは、まさに天狗であり、さらに言うと「おみくじ」が出てきそうな赤さの天狗である。それもそのはず、これは「おみくじ」自販機なのだ。


 


 こいつが「天狗みくじ」を吐き出す赤い天狗で、


 


 そしてこいつが、「おみくじ」を吐き出す赤い天狗である。

 どちらも手作り感あふれる作りとなっており、唯一無二のおみくじ自販機であろう。しかも天狗(赤い)なので、たとえ悪いおみくじを引いても、すべて「天狗の仕業じゃ」で済ませられるのが素晴らしいではないか。

 このほかにも由岐神社周辺には、椅子迷路などのお楽しみスポットがあるので、鞍馬に行った際にはぜひ立ち寄ってみてはいかがだろうか。


 


●引越し

 就職してから3年半の間、会社の寮(せまい)に住んでいた。しかしどんどん物が増えてきて、ついに生活に支障が出てきたため、いよいよ広い部屋に引っ越すことにした。8月に入ってからは、週末の大半を荷物の整理に費やしている。

 お盆の頃は、最小限の荷物だけを持って暫定的に新居の方に引っ越していた。家具の類が全くなかったため、その際にはAmazonのダンボールに大変協力いただいた。


 


 机なんていらないのだ。私にはAmazonのダンボールがある。

 でもこんな状態は長くは続かず、やがて注文していた机が届くと、Amazonダンボールはお払い箱になった。箱だけに。

2010年08月01日

7月の出来事

 (個人的に)怒涛の7月も終わり、気が付けばいつの間にやら8月になっていた。結局、7月は一度も更新できず、1997年の日記開始以来、2006年6月に続く2度目の更新なし月になってしまった(たぶん)。なんとも悔しいので、少し遅れ気味ながら7月の出来事をダイジェストで。

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 7月の3連休は、てっこんメンバーと四万十川方面に行ってきた。大阪から、新幹線と特急と普通列車を乗りついで約7時間、JR四国・予土線の江川崎駅から旅はスタート。レンタルサイクルで四万十川を下り、下流の中村に抜ける約40kmのサイクリングコースを行く。


 


 


 


 


 


 


 


 夜は中村にあるペンションに宿泊。ペンションって名前だけど、その実、ほとんど民宿だった。民宿とペンションの差は何か、と言われると困るけど。
 翌日は、キャンプ場でバーベキューを楽しみ、四万十川で川遊び。私にしては珍しく、なんとも夏らしい旅行を堪能したのでした。帰りは高知竜馬空港から、約50人乗りプロペラ機で大阪にひとっ飛びで帰宅。


 


 


 


 


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 そのほか、幕張メッセに行ったり、鉄人広場に行ったりと、何だかんだ毎週末どこかに行ってるので、書きたいことはいろいろあるんだけど……。結局は、平日の仕事の忙しさに負けてるような。仕事がなんだ!


 


 


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 8月は引越しの予定があり、それでしばらくは慌しくなりそう。
 ずっとライフワークにしてきたJR乗りつぶしも終わってしまったし、この8月の旅行はいったん小休止? なんとか一泊くらいでもどこか行きたいなぁ。

2010年04月23日

[最近の出来事]ゴールデンウィークの予定とか

 もうすぐゴールデンウィーク、ゴールデンウィークといえば旅行の季節、旅行といえば、いよいよJR全線完乗が見えてきた? 今日この頃。

 JR完乗に向け、乗り残している路線はあとわずかとなっている。定量的には、全路線の約3%、距離にして約500km少々となる。そのわずかな路線を如何に効率よく乗るかということを、この半年間くらいひたすら考えていた(といいつつ、2年前に原案はできていた)。

 取り得る旅程には縛りが多いため、条件をすべて満たした100%な解はなかなか出てこない。最終的には、旅行日から逆算して締め切り日を決めてしまい、そこでいろんなものに折り合いを付けて、その時点での最良の旅程を選ぶことになる。なんか仕事みたいだな。

 ちなみに私が旅程づくりの際の要件にしているのは、以下のようなもの。


<鉄道要件>
 ・乗ってないJR線にできるだけ乗る
 ・できるだけ、同じ日に同じ路線には乗らない(盲腸線などもバスで抜け道する)
 ・やむなく乗り残す場合は、次の旅行で乗り潰しやすいように残す(これが意外と重要)
 ・日が暮れてからは、初乗車の路線には乗らない
 ・一日の最後には、ホテルが存在する規模の都市に辿り着けるようにする
 ・お得なきっぷを最大限活用し、旅行費用の圧縮を計る
 ・肉体的な疲労を考慮する

<観光要件>
 ・一日一箇所以上、観光する
 ・名のある神社仏閣があれば、優先して訪れる
 ・岬が近ければ、優先して訪れる


 これらを満たすために、鉄道、バス、飛行機、船、徒歩を組み合わせて最適な解を求めていく。具体的には、ひたすら時刻表および地図と格闘することになる。

 この辺りの考え方、時刻表との戦い方は、勝手に「乗りつぶし的思考」と呼んでいる。上手くまとめると同人誌くらいには出来そうな気がしているので、これはまたそのうちに……。

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 で、結局、JR完乗のXデーはいつなのかというと、ずばり5/16に決定した。JR側のトラブルがなければ、おそらく予定通りにいくのではないかと思っている。(5/16は最後に残しておいた路線に乗りに行くだけなので、実質GW中に終わる)

 ここまで来るのに費やした時間は、丸7年。最初にカウントしたのは、2003年3月1日に乗った東海道新幹線 東京~新大阪間になる。ANA一日乗り放題に泣かされたのも、もう7年も前の話になるのか。
 今年は他にも、10年間続けてきたタイムカン十カ年計画も終わってしまうし、中期的な計画の節目の年になりそうだ。

 趣味も世代交代の時代に来ている。今年はぜひ、10年くらいで終わる新しい趣味を生み出していきたい。一生続けられる趣味を目指す人は多いが、終わりの明確な趣味があっても良いと思うし、むしろそういう趣味に興味がある。

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 以上の乗りつぶし計画に加え、別件も重なり、GWに先立って明日からは怒涛の日々が始まる。次にちゃんと更新できるのは、2週間後になるであろう(予言)。まぁ普段からそれくらいの更新頻度じゃないか、というツッコミは置いといて。

 具体的には、徳島、徳島、仕事、仕事、仕事、東京、東京、徳島、徳島、秋田、青森、北海道、北海道という感じ。最近Twitterを始めたので、そっちはたまに更新するかも(右のサイドバーに出してる)。

2010年04月16日

[今日の出来事]なべ

 降りしきる雨の中、会社の飲み会が催された。近場で予約が取れなくて、辺鄙な場所にある店に行ったらば、その店が妙におもしろかった。

 まず、料理。


 


 いちおう海鮮鍋、というカテゴリの鍋なのだが、見た目のインパクトがすごい。いろんな海鮮が地獄絵図のようにぶち込まれていて、それにプラスしてなぜか芋がドカっと入っている。そして、つゆが黒い。


 


 食べれば食べるほど残飯みたいになっていく鍋。見た目は悪すぎるが、味はいたって普通だった。


 この店の他の特徴としては、以下のようなものがある。

 ・宴会場は親戚の家みたいな佇まい

 ・トイレがずっと閉まっている、ノックしても返事もない、誰が入ってるんだ!? 大丈夫なのか? と大騒ぎして店の人を呼びに行ったら、無人のまま鍵が内側からかかっていた。「よくあることです」、と店の人

 ・「注文は幹事(または幹事に準ずる方)からのみ受け付けます」という謎の注意書きがある。幹事に準ずる方ってなんだよ

 ・飲み放題で一升瓶が丸ごと出てくる

2010年04月05日

[今日の出来事]八幡、さくら、似顔絵

 本日晴天、気候温暖、桜満開、花見日和。


 


 そんな今日は、ねこプラ常連の方のお誘いに乗って、京都の八幡に行ってきた。


 


 花見客であふれる駅前を抜け、石清水八幡宮の表参道に続く細い道の途中、たこ焼き屋の店先にちょこっと広げられた机とイス。似顔絵描きになったけろきょんさんがいた。

 似顔絵を描いてもらうなんて、初めての経験じゃなかろうか。上手い似顔絵って、顔からにじみ出る雰囲気とか性格までも描き取るのだなぁ、と描いてもらった絵を見て思った。素敵な似顔絵、ありがとうございました!
 

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 しばしの滞在ののち、似顔絵屋さんを後にして、男一人、男山に登る。一転していつもの旅気分に……。

 この男くさい名前の山は、石清水八幡宮の本宮がある山である。京阪・男山ケーブルで山頂まで登れるため、参道(まさに山道の参道)を行く人は少ない。


 


 途中には、モデル竹林があった。なんでもここの竹は、エジソンが電球のフィラメントに採用した由緒ある竹だという。


 


 そのせいか、山頂にはエジソン記念碑があり、


 


 神社にはエジソン絵馬まであった。
 事情を知らない人が見ると、トンデモ系の神社に思うのではないかと不安になる。


 


 山頂までの道のりは15分ほど。


 


 神社では、ライフワークの「おみくじ」と「御朱印」をいただく。おみくじは専用おみくじ。しかも1枚200円するとあって、かなり良い紙だった。個人的には大満足である。でも運勢は「凶」……。


 


 おみくじは、木には結んじゃダメ。ちゃんと持って帰って集めよう。


 


 山頂にあった謎の像。ボーイスカウト?


 


 この像、何にも書いてないのだ。怖いよ。

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 鉄道乗りつぶしのため、帰りはケーブルカーで山を下りる。


 


 ケーブルカーも、しっかり京阪。

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 その後はさらに、桜並木で有名な(と今日知った)「背割堤の桜」を見に行く。どんなものか全く知らずに行ったのだが……


 


 これは!


 


 すごい!


 


 桜だらけ!


 


 これでもか!

 春気分を存分に味わったところで、今回のおでかけ、これにて終了~。

2010年02月28日

[今日の出来事]夢洲

 以前、大阪港湾にある舞洲・夢洲・咲洲について書いた。
 次は夢洲に上陸しないとなぁと思いつつ早数ヶ月、今日は突然思い出したかのように、一路夢洲へと向かった。


周辺地図:


 地図を見る限りでは、島を縦断する道路があるだけで、他には何もない夢洲。実際にはどうなっていたかというと、


 


 


 本当に何もなかった。
 写真は、夢舞大橋から島の西側を見たときの風景で、これぞ荒野 of 荒野s。もともとはオリンピックの選手村になる予定だったらしいが、そんな話はどこへやら。この荒野は何に活用されるのだろう……。


 


 道路を挟んだ東側の土地は、コンテナ埠頭になっていた。これならまだ分かる。


 


 ちなみにこの夢舞大橋、舞洲側で歩道が封鎖されていて、徒歩・自転車では渡ることはできない。バイクを路肩に止めて歩道に降りてみると、人が通らない歩道は見事に朽ち果て始めていた。
 歩道の封鎖を突破して徒歩で渡っている人も見受けられたが、この橋はそんな無法者には厳しい。なぜかというと、


 


歩道は途中で寸断されているのだ。なんだこれ……。


 


 そんな厳しい歩道上には、見る人もなくひっそりと、立派な「夢舞大橋」案内があった。
 こんな図解が書かれていた。


 


 図解の通りすごいギミックのある橋なのだが、いまだ船の通行のために開閉したことはないらしい。これまで毎年行われていた開閉訓練も、去年は開催されなかったようだ(たぶん)。もう見捨てられた?


 


 そんな夢舞大橋を、夢洲側から望む。舞洲のゴミ処理場の煙突が見える。


 


 橋をジャッキアップしたときに持ち上がるであろう部分。


 


 橋を下から。
 開閉するところ、見てみたいなぁ。


 


 もう一方の出口である夢咲トンネルが、海底に向けて口を開けていた。ここを抜けると、大阪南港に出られる。トンネル内は125cc以下通行禁止のため、やはり夢洲への徒歩・自転車での上陸は不可能のようだ。
 というかトンネル掘れるなら、夢舞大橋もあんな大掛かりな仕掛けを作らずに海底トンネルにすればよかったんじゃ……。


 


 そんな大阪市の無駄遣いが詰まった、夢の島、夢洲であった。相変わらず大阪港湾は楽しい場所が多くて飽きない。大阪府庁がWTCに移転すれば、この辺の状況も変わるのだろうか。

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 おまけ:
 昔撮った写真を漁ってみると、8年前の夢洲の写真があった。


 


 2002年3月、WTCからの撮影。
 写真中央の丸い物体が「なにわの海の時空館」なので、奥に見えるのが夢洲の原型だと思われる。写真右下には、記念メダル販売機が写りこんでいる(どうでもよい)。

2010年02月02日

[今日の出来事]続・大江橋駅

 昨日、大阪ではまとまった雨が降った。

 そして、京阪中之島線・大江橋駅は漏水していた。


 


 


 今回新たに、上記2箇所の漏水スポットが登場した。これにより、漏水スポットは計4箇所となった(私調べ)。

 ……えーと、がんばれ、中之島線! ちなみに上の写真、人っ子ひとり写っていないが、これが朝8時前の中之島線の現状である。


 (前回の漏水

2010年01月31日

[今日の出来事]近江八幡

 大学時代の研究室メンバーで久しぶりに集まった。滋賀の近江八幡で。

 近江八幡といえば、何はともあれ「たねや」らしい。阪神百貨店の地下でいつも行列ができている、あのバームクーヘンのお店の発祥が近江八幡だという。できたてが美味しいから一度食べとけと言われ、連れて行ってもらった。


 


 行ったのは、近江八幡日牟禮ヴィレッジというところにある、クラブハリエ(たねやのバームクーヘンの店)。


 


 目の前で焼いたバームクーヘンを、その場で切って詰めてもらって、そのままお買い上げ。阪神百貨店ほど並んでないので、行列が嫌な人は近江八幡に行くべし。


 


 じゃーーん。


 


 知り合いの部屋に戻って、みんなで箸で食った。やはり、できたてのお菓子は美味い。

2010年01月19日

[今日の出来事]大江橋駅

 雨漏りする、京阪中之島線・大江橋駅。


 


 開業からまだ1年少々なのに雨漏りって、どんだけ欠陥工事なんだ。しかも雨漏りは写真の一箇所だけではなく、数ヶ月前には堂々と改札前で雨漏りしていた。モダンな内装の新しい駅なのに、古風にバケツで雨漏りを受けている様は、それはそれで逆に風情があった。

 ところで、中之島線を(無理矢理)通勤で使うようになって半年くらい経った。朝のラッシュ時間帯にも、気持ち悪いくらい人のいない中之島線(特に京橋方面行き)。
 この半年の間にも、駅にあったSUBWAY(サンドイッチの店)は営業時間を短縮し、その後ひっそりと閉店。古書を扱ってる妙にマニアックな書店も営業時間を短縮してしまった。朝のラッシュがないので、早くから店を開けても意味がなかったのだと思われる。

 ただそれでも、徐々に徐々に人が増えてきている実感はある。

 例えばホームにある6人分のベンチ。半年前は1人か2人しか座っている人がいなかったが、最近は同じ時間でも全席埋まっていることが多くなった(6人も人がいる!)。
 例えば毎日乗っている同じ時間の電車。半年前は1両に5人くらいの乗車率だったものが、最近は10人程度の人がコンスタントに乗っている(ロングシート一区切りに1〜2人)。

 かなり低レベルな増加だが、確実に乗客は増えているようだ。
 個人的には、今のまったりした中之島線が好きなので、このままでいて欲しいと少し思っている。とはいえ、路線の延伸が進まないと、心配しなくてもずっとこんな調子かも。

2010年01月16日

[今日の出来事]3D

 アバターを見てきた。


 


 このオプティックブラストが出せそうな3Dメガネを、普段からかけているメガネの上にかけて、メガネonメガネで鑑賞する。
 初3Dだったためこれが標準かと思っていたのだが、あとでこのレビュー(『アバター』3D全方式完全制覇レビュー)を見ると、いかにこのメガネがゴツいかが分かった。

 映画はというと、なんかゲームみたいな映画だった。逆に言うと、3Dはゲームと親和性高そうだなぁと映画を見ながらずっと考えていた。
 3Dに力を入れるパナソニック、ゲームと親和性が高そうな3D、パナソニックでゲームで3Dと言えば……3DO!?