■”iど〜も”のしくみ。(2000/6/1)

○iど〜も発想の原点

DoCoMoの携帯電話がある。そして今、その中で一番人気のサービスと言えば、「iモード」サービスであろう。予想外の利用者の多さに、一時そのサーバがダウンしてしまうほどの人気ぶりである。

また、NHKが誇る人気キャラクターが居る。その名は「どーも」。大口を開けたその愛らしい恐竜の子どもは、もはやNHKの顔となりつつある。

一見、全く次元の違うような両者だが、実は双方には密接な繋がりが見られるのである。
その一、名前が似ている。いきなり拍子抜けするような繋がりだが、実はここが一番重要である。誰がなんと言おうと、「モード」と「どーも」は似ている。この繋がりを発見する事が、「iど〜も」作成への第一歩なのである。
そのニ、よく見ると、なんとなく形が似ているような気がしてきた。どーもは四角形、iモード機種(携帯電話)も四角形。これは同じと考えて良い。だんだんと両者がシンクロしてくる。
その三、なんか液晶部が口に見えてきたぞ。というわけで、ここまで来ればもはや繋がったも同然。あの携帯電話のディスプレイは、どう見てもどーもの口である。昔「ドラえフォン」というのがあったが、それにも通ずるものがあるのではないか。

だんだんと、その未知なるもののビジョンが頭の中で出来あがってきたと思われる。そう、これこそが、次世代の携帯電話と巷でウワサ(?)の「iど〜も」、その物である! 「iど〜も」は世界を越える、21世紀のトレンドはこの「iど〜も」で決まりなのである。流行語大賞もいただきだ。

 写真は作成例



○”iど〜も”を作る

 私は、まず携帯電話のお店に飾ってある、「展示用のニセ携帯電話」に目をつけた。実はアレ、見た目はもちろんのこと、重さから操作感覚から、何から何まで本物そっくりに作られているのである。結構ハタからみても気がつかず、それにより知り合いを騙したりしても面白い。

 写真は、その言う「展示用のニセ携帯電話」である。写真写りが悪いが、これは私の持っているニセ携帯の中でも抜群の造形で、もはや本物と見間違うほどのものなのだ。いきなり本物で作ってもいいのだが、さすがにそれは・・・という人はこのニセ携帯で作るといい。店の人に頼めば、たぶん型オチで捨てる運命の展示品をくれるであろう。かく言う私は、知り合いが店でバイトしていたので、頼んで大量にもらってきたのである(笑)。

 そうと決まれば、次は機種選びが意外と重要。やはり作りやすい機種と、作りにくい機種とがあるのである。実はこの時点で「iモード」機種では無いのだが(^^;、細かい事は気にせず、サクサクと作ってしまうといい(いい加減)。
 それで機種の選び方なのだが、左の写真に赤で”○”がついていると思う。実はこの部分が極めて重要である。先に述べたとおり、ディスプレイ部が口となるので、もちろんこの”○”部分は顔にあたる。だから、なるべくこの部分が平らな機種がいいかと思われるのである。いろいろ見てると、結構ここが引っ込んでいる機種が多いのだが、ここが引っ込んでると「iど〜も」の顔がへしゃけて情けない感じになってしまう(それはそれでおもしろいかも知れんが・・・)。なお、この部分以外は適当で大丈夫である。

 機種が決まれば、後はもう色を塗るだけ。適当にマスクングをし、エアブラシかスプレー缶でササッと塗ってしまう。ちなみに、私が選んだのは「デジタルツーカーのTYPE SO4(下・右写真参照)」。なかなかいい形をしている。
 余談だが、下写真はツーカーのページにあった画像。どうもこの手の写真も、その言う「展示用のニセもの」で撮影するみたいである。液晶部の表示まで全く同じだったりする。



○出来あがり

さあ、色を塗れたであろうか。これであとは、目と歯の部分にシールを貼る、もしくは筆で色を塗れば完成である。
ちなみに、本物の「どーも」の歯の数は、上下それぞれ4本ずつ。この「iど〜も」の歯は5本ずつあり、少々ニセモノっぽいのがたまに傷(笑)。
しかしこれだと幼虫みたいに見えるという意見もあるので、お好みで手と足を付けてもいいかも。



・・・・・
これぞ世界に誇る(ウソ)「iど〜も」の全貌(というか単なる説明)でありました。勇気と好奇心のある方は、ぜひ本物のiモード機種で作ってみてください。ちなみに、携帯ストラップはもちろん「どーもくん」、着メロは「ゾクゾクBS(NHKでやってるBSのCM)」のBGM、「♪ゾックゾクゾクゾクッ」と決定しております。
また、これを持ってNHKに売りこむのも手かも知れません(笑)。ただ、訴えられても責任は取りませんので、あしからず・・・。


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