■マサイの戦士の来日(2001/9/30)

"マサイの戦士"というドリンクがある(→公式サイト、ねこの國内の関連ページ)。製造元は大塚製薬で、アフリカはケニアのマサイ族の飲んでいる発酵乳を元に作られた飲料である。現在は大阪と徳島で限定発売されており、300cc300円(定価)という恐ろしい価格にも関わらず、発売当初から大塚が大いにプッシュしている、謎多き商品である。テレビCMも頻繁に流され(大阪のTV局限定?)、素人目に見ても、かなりの金をかけているように思われる。

そしてこのたび、ある商店街の一角に、このような"マサイの戦士"の店が期間限定でオープンしてしまった。

マサイ

さらにすごいのは、この店では毎日毎日、"マサイの戦士"を無料で配布しているのである(後で知ったが、店で何か買った人限定らしい)。一体、大塚製薬が何を考えているのか皆目見当もつかないのだが、とにかく異様な盛り上がりっぷり。

そして本日、ついに本物のマサイ族の戦士を呼んでしまったのであった・・・。

発売されて間もない頃、"マサイの戦士"を勢いで箱買いした(2000年11月9日の日記参照)ことにより始まったマサイの戦士騒動も、ついにここまで来てしまった。もちろん、生「マサイの戦士」を見に行ったというのは、言うまでもない。

午後一時頃、マサイショップ周辺には黒山の人だかりができていた。マサイ人気は意外とすごい。一目マサイの戦士を見ようと、全国からマサイファンが詰め掛けたに違いない(無理な憶測)。そして周りの人々の熱気もピークに達した頃(誇大)、ついに2人のマサイ族の戦士が登場した!

マサイ

こんな人達であった。(手前の人は、大塚製薬の広報(たぶん)、右の強そうな人は通訳)

広報の人から、マサイの発酵乳のことや、マサイの戦士が手に持っている槍で「ライオンを突く」というような説明を聞く。マサイの戦士になるには、ライオンを突いたり、尻尾を触ったことを長老的存在の人に認めてもらわなければならないらしい。マサイの戦士になるには難しいのである。

また牛が貨幣としての価値を持ち(牛本位制とでも言うべきか)、結婚した時の結納品も牛という。マサイの戦士の役目も、牛を敵から守ること。彼らは狂牛病のニュースを見て、どう思っているであろうか・・・。

そして、「マサイの戦士」を飲むマサイの戦士。

マサイ

右の人が感想を聞いているのだが、戦士からの回答は「いつも飲んでいる発酵乳に良く似ている」ということであった。コメントだけだとウソっぽいが、実際にガブガブと"マサイの戦士"を飲むマサイの戦士を見ると、きっとそれは本当なのであろう。いささかパッケージ的に飲みにくそうではあったが、たぶん全部飲み干した。

その後は、生マサイの踊りを披露してくれ、またなんと"マサイの戦士との写真撮影会"まで催された。せっかくだから私も整理券をもらい、戦士と共に写真を撮ってもらう。小道具にマサイが発酵乳を入れる入れ物を手渡され、2人のマサイの戦士に挟まれる形で、パシャリ。

お土産に「マサイの戦士」を貰って帰る。


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