2004年01月09日

LEDディスプレイの謎

工学部の講義室(大部屋)に、LED大手の某企業から寄贈された大型のLEDディスプレイがあるのです。

このディスプレイ、表示部は普通のフルカラーLED(に見える)を縦横にそれぞれ数千個(千数個かも)並べたつくりで、LED1個が1画素に相当します。しかしながら、なにせLEDを並べたモノだから解像度がかなり低く、無茶苦茶見辛いのです。近くで見ると、もう何が何やら識別できません。おまけに技術を見せびらかすためか無駄に輝度が高くて、ブルーバック表示時には眩しくて直視できません。頭がクラクラします。こんなLEDディスプレイは、おそらく飛び上がるほど値は高いんでしょうが、評判は飛び下がるほど悪いです。

学外から講演に来た先生方にも評判は悪く、油断して小さめのフォントでスライドを作ってきてしまうと、字が潰れて読めません。プロジェクタとスクリーンを使ったほうが遥かに見やすいんですが、大学側は意固地に、このLEDディスプレイの準備をしています。まあいろいろあるのでしょう。

この他、前に書いたLED時計をはじめ、建物入口のところにはLEDを使った飾り(人が通ると光る)が設置され、最近新たにコンピュータ室のコンピュータ数十台が、青色に光るモノに変わりました。コンピュータのくせに、無駄に光る。もちろん全部N亜K学の寄付だそうで。

LED好きにはたまらないでしょう。しかし最近は、やりすぎな気もします。

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