2005年02月24日

中国地方周遊 2日目

●下関の朝
早朝4時頃,いそいそと目覚める。暑くてあまり寝られなかった。暑くなったら冷房が入り,寒くなったら暖房が入るという謎の空調。もう少し温度管理をしてほしい。

4時28分,定刻通り下関駅に到着する。車掌さんが起こしに来てくれて,レガートシートの客は全員下車。寝台の方からもカメラを持って何人か出てきた。
なかなか出発しないので何事かと思っていると,機関車の付け替えが行われるようだ。そういえば九州は交流なのか。朝も早くからご苦労様です。

●長門本山駅
山陽本線上りの始発を待って,2日目の出発。山陽本線,宇部線,小野田線を経由して,長門本山駅を目指す。

この長門本山駅のある小野田線長門本山支線は,2年前まで日本最古の電車が走っていたところである。いまは普通の電車に置き換わっているが,それでも一日5往復,しかも朝の7時台2本と夕方3本のみという,極端に乗りつぶし泣かせのダイヤがおもしろい。最初は神戸の和田岬支線のような通勤時に混む路線なのかなと思っていたが,全くそういうことはなく,長門本山行きに乗っていたのは3人。うち2人はワタシらで,残りの一人も写真を撮ってそのまま折り返した。ということは,普段は乗客0人か……。
折り返しの列車には,通学の人らが数人乗ってきた。なんとも,のどか。

●さくぶさ
再び下関駅に戻ってくると,なにやらざわざわしていた。もうすぐ「さくら・はやぶさ」が入線するという。言わずもがな,この「さくら」をはじめ,「あさかぜ」,あとで乗る「いそかぜ」は3月のダイヤ改正で姿を消す。

しばらくすると,さくぶさ入線。さすが「さくら」「あさかぜ」「いそかぜ」がすべて停車する下関駅である。プチ祭りになっていた。身を乗り出して写真撮影をし,警笛を鳴らされまくる人々。こんな光景もあとわずか。

●いそかぜ
さくら同様,あと少しで姿を消す「いそかぜ」に乗る。指定が取れなかったので自由席に並ぶも,ホームは自由席待ちの人で溢れかえっていた。駅員が停車位置を知らないというアクシデント(?)があったので,ホームはかなり殺伐としていたが,いそかぜは定刻通り下関駅に到着。

しかし,禁煙自由席はすでに立ち客が出ている。急いで喫煙席に走り,なんとか座ることができた。ヤニ臭いのに耐えて約2時間半,日本海沿いを北上する。禁煙席の方はずっと超満員。鉄分高し。

●スーパーおき〜ひかりレールスター
益田で特急スーパーおきに乗り換え,山口線を快走して再び山陽側へ。幸い指定席が取れていたのでよかったものの,自由席はかなり混んでいた。大学入試の影響もあったのかもしれないが,それにしても混みすぎ。

新山口で新幹線に乗り換える。久しぶりの新幹線は,アトラクション感覚で楽しめる。速い速い。しかもレールスターは,グリーン席なみの4列シートで快適。

●芸備線
この日はまだまだ続く。広島で新幹線を降り,芸備線に入る。快速みよしライナー。

のんびりと山を登っていく。この日は特急や超特急ばかりに乗ってきたが,旅はやはりローカル線の鈍行がいい(快速だけど)。
しばらくすると,雪が激しくなってきた。北へ行くに連れ,雪は深くなってくる。
途中,三次で乗り換え,備後落合に着いたころには,一面の銀世界になっていた。

山間の無人駅,備後落合駅は,芸備線の上下列車,木次線の列車が勢揃いし,ほんの少しだけ賑やかになった。昔は鉄道の要衝として栄えたらしい。
この日はそのまま芸備線で新見へ抜け,特急やくもで米子まで。米子で宿をとる。

●この日の行程
下関 541〜623 宇部
宇部 630〜641 宇部新川
宇部新川 643〜708 長門本山
長門本山 714〜719 雀田
雀田 721〜736 小野田
小野田 739〜820 下関
下関 920〜1159 益田(特急いそかぜ)
益田1230〜1400 新山口(特急スーパーおき3号)
新山口 1413〜1445 広島(新幹線ひかり364号)
広島 1500〜1626 三次(快速みよしライナー)
三次 1627〜1737 備後落合
備後落合 1805〜1921 新見
新見1928〜2041 米子(特急やくも23号)

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