2005年09月15日

近畿・東海 ワイド3・3・SUN 旅行 1日目

夏の18きっぷ期間も終了し,次の旅行はどうしようかと考えていたとき,「ワイド3・3・SUNフリーきっぷ」の存在を知った。基本的に近畿・東海の一部地方限定だが,ワイド版なら南海フェリーがフリー区間に含まれ,徳島でも買えることが判明。
さっそく準備をして,旅立つことになった。

●自宅 500→(自転車)→540 徳島港 615→(南海フェリー)→810 和歌山港

朝の4時起床。眠い目をこすりつつ手荷物を確かめ,5時前に自宅を自転車で出発した。
まずは南海フェリーで和歌山に渡る予定。フリー切符だけで本州に渡れるなんて,3・3・SUNさまさまである。

日が明ける様子を眺めつつ,フェリー乗り場には約40分で到着した。実は自宅から乗り場までは10km以上離れているのだが,早朝なのでまだ涼しく,気持ちが良かった。
ちなみに南海フェリーの徳島側は,自転車はもちろん,自動車も駐車無料とかなり太っ腹。とは言っても,ほとんどの人は車ごと乗船しているみたいだけど。

早朝便だが,結構な乗船率でフェリーは出発する。
眠かったのであっという間に睡眠モードになり,気が付いたらもう和歌山だった。

●和歌山港 824→(南海和歌山港線)→829 和歌山市 / 南海和歌山市駅 835→(和歌山バス)→850 JR和歌山駅

フェリー乗り場から長い連絡通路を通ると,南海和歌山港駅である。ここで切符に南海のスタンプを押してもらって,いよいよ本格的に旅行のスタート。
まずは南海で和歌山市駅まで出て,そこから和歌山バスに乗り換え。約15分でJR和歌山駅に到着した。

●和歌山 911→(南海貴志川線)→944 貴志

JR和歌山駅からは,南海の貴志川線という路線が延びている。他のどの南海の路線にも接続していない,離れ小島の路線である。

貴志川線ホームはJRホームの外れ。駅にはJRの改札しかないので,JRの有人改札を私鉄の切符で通してもらう。変な感じ。
1線1面の小さいホームには,いたるところに「乗って残そう」の文字があった。運動をやっているローカル線は多いが,廃線決定後に残ったのは貴志川線が唯一? 岡山電気軌道が引き継ぐことに決まっている。

ワンマン運転の列車に乗り込むと,約30分で終点の貴志に到着する。駅前はごく普通のローカル線沿線の風景。車で迎えに来てもらっている人もあれば,大量に花を抱えたお婆さん(花売り?)は,さらに奥地へ向かうようだ。
貴志駅では駅スタンプがあったのでそれを押して,そのまま乗ってきた車両で折り返す。

●貴志 950→(南海貴志川線)→1022 和歌山 / JR和歌山駅 1030→(和歌山バス)→1045 南海和歌山市駅 / 和歌山市 1058→(南海本線)→1154 天下茶屋

再びのJR和歌山駅。グッドタイミングでやってきたバスに乗り込み,南海の駅まで移動する。
JR和歌山〜南海の市駅までは,普通に行けば片道220円かかる。往復乗ったので,これだけで440円。早くもフリー切符の本領発揮である。

和歌山市からは,何度か乗ってる南海本線。数少ないボックス席に座れたので,楽々と移動できた。
この日はちょうど「岸和田だんじり祭」の日だったようだ。車内にはそれらしい格好をした人がチラホラと見られる。岸和田駅を過ぎた辺りで車窓から見た岸和田の街は,すっかり祭り一色であった。

●天下茶屋 1205→(南海高野線)→1330 極楽橋

和歌山市から約1時間,天下茶屋で下車し,ここから高野線に乗り換える。
山へ向かう路線なので期待が高まるが……やってきた電車は全車オールロングシートの車両だった。ここから高野山まで1時間半,しかたなくロングシートで乗り通す。高野山へ向かう人は多いみたいで,終点まで乗り通す人は意外と多かった。

高野線の末端区間は,想像を絶するものだった。JRではありえないような急カーブの連続で,グネグネと山に沿いながら,きつい斜面を登っていく。もちろんスピードも出ないので,随分と時間をかけて終点の極楽橋に到着した。

●極楽橋 1338→(南海鋼索線)→1343 高野山

極楽橋からは,ケーブルカーでさらに高野山を登る。ケーブルカーは初めて乗ったが,終始緊張しっぱなし。もしケーブルが切れたら,ものすごい勢いで滑っていくんだろうなあ,とか考える。車内の椅子も随分傾いていて,油断すると滑りそうだ。
さすがに高野山とあって,お坊さんっぽい人も乗り合わせる。年配の方も多く,独特な雰囲気であった。約5分で,終点の高野山駅へ到着。


●高野山駅 1347→(南海りんかんバス)→1402? 奥の院前

高野山へ到着すると,すでに駅前にバスが着いていた。今回は奥の院ヘ行こうと考えていたので,奥の院行きのバスへ乗り込む。南海りんかんバスもフリー切符に含まれているので,高野山でもバス乗り放題。

バスは途中,南海バス専用の道路へと入っていった。入り口のところには警備員がおり,南海バス以外の車両や人が入っていかないように見張っている。徒歩で行こうと思うと,この道を通らず迂回しなければならないため,かなりの遠回りになるようだ。こんな専用道路は初めて見たかも。

高野山頂は,まさに山上都市であった。山の上に立派な街ができている。車窓の景色にいちいち感動しつつ,バスは進む。そしてほどなく終点の奥の院に到着した。

奥の院前は,平日の昼間だというのに,ツアー客と思しきご老人方で埋め尽くされていた。
そんな人々を尻目に,まずは企業の墓が多数並ぶ墓地を抜けていく。ここには変わった墓が多数あって,見ているだけで結構楽しめる。墓を楽しむのもどうかと思うが。

しろありの墓,ロケットの墓。
そしてコーヒーの墓には,ちゃんとコーヒーが入っているという懲り様である。

ユニークな墓のある墓地を抜けると,いよいよ聖地っぽい場所が現れる。木々が立ち並び,その木々の合間から日が差している。そして点々と存在する苔むした墓。まさに聖地と呼ぶにふさわしいような,この世のものとは思えない凄まじい景色であった。

その後,一番奥のお社を参り,再びバスで奥の院を後にした。


●奥の院前 1500→(南海りんかんバス)→1515? 高野山駅 / 高野山 1529→(南海鋼索線)→1534 極楽橋 1552→(南海高野線)→1706 河内長野

高野山駅から,再びケーブルカーで山を下りる。
下りのケーブルカーは,何とも言えない恐ろしさがある。

ホームに出ると,高野線の特急「こうや」が止まっていた。
乗りたい衝動に駆られたが,ここはグッとこらえて,急行を待つ。再び急カーブ区間を抜け,河内長野まで。そこから近鉄線に乗り換える。

●河内長野 1716→(近鉄長野線/南大阪線)→1757 大阪阿部野橋

近鉄の改札で,スタンプをもらった。
この切符は,フリー区間内の各鉄道会社(南海・近鉄・名鉄)に乗る際には,初めにスタンプを貰わなければならない。これが,朝の南海に続く,2つ目のスタンプ。

阿部野橋行きに乗り込む。そろそろ夕日が差してきた。
帰宅客を多数乗せた電車は,やがて大阪の阿部野橋に到着。

その辺をウロウロした後,この日は天王寺で宿泊。

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