2006年09月15日

2006年 北海道・岬めぐり旅 〜7日目(最終日) その1

6日目の旅行記へ

長かった旅も,いよいよ最北端の地「稚内」に到達!
この日は稚内の2つの岬を巡って,一週間の旅を締めくくる。


(本日は稚内から宗谷岬,野寒布岬を巡り,帰宅)


昨晩は暗くて様子が分からなかった稚内。朝になると,徐々に最北端の地に居ることの実感が沸いてきた。
なんだかんだで,ここが日本国内では実家(徳島)から一番遠い場所であろう。はるばる来たなぁ。

ロシア語が混じった交通標識に,サハリンが近いことを感じる。たまにロシア文字がアスキーアートに見えることがあるのは,きっと気のせいだろう。

紛れもない日本最北端駅・稚内駅。
今日は列車には乗らないが,昨日は暗くて見えなかった稚内駅を見学していく。

駅の正面に書かれてあるのは,やはり「日本最北端」。

駅の中。
ホームも見ておこうかな,と思ったところで気が付いた。よく考えたら,切符(北海道&東日本パス)の期限が昨日までだから入れないじゃないか。

わざわざ入場券を買うのもなぁ,と思ったので,苦し紛れに窓越しにホームを眺める。
もしかすると最北端の車輪止めとかもホームに行かないと見えないのか? と不安になりながら,一応駅の裏にまわってみると……

ホッと一安心。ちゃんと外からホームが覗けるようにしてくれていた。

しかも外に向けて看板も立ててくれている。なかなかサービス精神が旺盛な最北端。

とまぁ,そんな稚内駅であった。

●稚内駅 810→856 宗谷岬(宗谷バス)

さて,いよいよ日本最北端の「宗谷岬」に向かう時が来た。宗谷バスのターミナルに行き,岬までの往復乗車券を求める。

ちなみに最北端として観光名所になっている宗谷岬ではあるが,まわりに人家がほとんど無いためか,路線バスは一日たったの5便しかない。極めて不便なので,普通は定期観光バス等で行くべきであろう。

そんな路線バス,最初10分ほどは稚内の市街地を南に走り抜け,その後,左折して閑散とした地域に入っていく。

さらにしばらく行くと,人家が疎らになってきた。
だんだんと最果て感がでてくる。いいよいいよ〜。

車窓に広がるのは,草原と海と空。目に飛び込んでくる色が少ない。

そして風力発電の風車や,広大な宗谷丘陵を窓越しに見ながら,走ること約45分,

ついにバスは宗谷岬に到着した。

●「宗谷岬」

この旅の第四岬となる「宗谷岬」は,もちろん日本最北端。

バス停を降りてすぐ目に入るのは,よく見る例の三角形。

「日本最北端の地」ど〜〜〜ん。

「間宮林蔵」ど〜〜〜ん。

写真でよく見る光景を目の当たりにし,胸が躍る。さっそく,岬恒例の記念写真を撮ってもらった。

宗谷岬で仁王立ちの図。

ところで,岬に着いたときから何やら歌が流れているのが気になっていた。これはもしや……

出ました,歌碑。
竜飛崎,襟裳岬に続き,「岬=歌+歌碑」の方程式が健在である。ちなみに歌はそのまんま「宗谷岬」で,千葉紘子という人の歌だそうだ。この曲は初耳だなぁ。エンドレスで流れていたので耳に残ってしまったが。

丘の上に展望台がありそうだったので行ってみた。

おお,この展望台はハチクロで見たことがあるな。
さっそく登ろうとしたら,盛大な虫の歓迎を受ける。うげげ。どうりで誰も登ってないわけだ。

虫を避けながら,展望台途中からの眺め。

稚内から各都市への距離が書かれてあった。東京まで1106kmかぁ。

そして宗谷岬灯台を見学。灯台も各種見てきたけど,いろんな形とカラーリングがあるものだ。

せっかく来たので,売店で「最北端到達証明書」を購入。何件か売店があったけど,各売店でそれぞれ違う最北端到達証明書を発行してるようだった。
買った証明書を見てみると,発行者が「宗谷岬在住6代目 ○○(人名)」という風になっている。たぶんこれは店の店主だろう……。他の証明書も見てみたい。

そんなこんなで,約40分の散策を終えバス停に戻ると,折り返しのバスがやってくる。何せ乗り遅れると次は5時間半ほどバスが来ないので,これに乗らざるをえない。

さらば最北端……。地球の表面を這ってここまで到達したこの日をワタシは忘れないよ。

その2へ

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