2009年03月19日

2009春・東日本旅を振り返る~暗闇の青葉城と灯台グッズ

 旅行中に携帯から更新していたとおり、先々週は旅行に出ていた。行きが大阪~東京の高速バス「ドリーム大阪」(先日炎上したメガライナーではない。ちなみにメガライナーの製造元はNeoplanであって、Nekoplaではない)で、1日目(3/6)が「青春18きっぷ」、2~3日目(3/7、8)が「土・日きっぷ」、帰りが新潟~大阪の「急行きたぐに」という組み合わせ。新幹線が乗り放題の「土・日きっぷ」を使って、未乗の上越新幹線と北陸新幹線(長野新幹線)に乗るのが主な目的であった。

 この旅行終了時点で、JR東日本の乗車率が85.5%になり、JR全線も88.5%に。いよいよJR全線完乗が現実味を帯びてきた感じである。

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 少し旅の話でも。行ったところその1、青葉城跡。

 旅の2日目、予定では仙台に17時前に到着し、日が沈む前に青葉城跡で青葉城恋唄を歌いながら伊達政宗像を愛でるはずだった。
 が、米沢で乗るはずだった山形新幹線に、米坂線がなぜか接続せず。結果、米沢で1時間ほど待ちぼうけをくらい、仙台に着いたときにはすでに日が暮れていた。

 ???がいっぱいのまま、駅で時刻表を見て、はたと気づいた。私が持っていたのは3/14ダイヤ改正後の時刻表、そしてその日はまだ3/7……。
 ダイヤ改正で乗るはずの列車がなくなっていた、なんてのは良くある話だが、ダイヤ改正前で乗るはずの列車がまだなかったなんて。これは何かのトリックに使えないだろうか。

 すでに真っ暗になっていた仙台で、気を取り直して暗闇のなか青葉城跡に行くことにした。バスで行ったのだが、地図を見て市街地にあると思っていた青葉城までの道のりが、思いのほか真っ暗な山道で不安が募る。そして降りたところも、こんな真っ暗な山道だった。



 不安だ……。まわりには人っ子ひとりいない。人の気配がしない。

 唯一いるのは、何かの間違いで真っ暗闇の中バスを降りてしまった、旅行者の女の子二人組み。私を含めて、まわりの光景に呆然としている。

 駐車場は真っ暗(もちろん車はない)。店は当たり前のように全部しまっており、伊達政宗の広場も真っ暗で、そして誰もいない。夜といっても、まだ18時くらいなのに、この不安さは何だ。



 写真でも撮って気を紛らわすが、すぐにやることがなくなり不安になる。真っ暗闇のなかバスを待つのも不安なので、歩いて不安な山を下りることにした。明らかに山を降りる方がバスを待つより不安さが大きいが、不安なのでそんなことは気にしない。幸い地図を持っている。

 そして真っ暗の中、山を下りていく。





 暗くて何も写らない。仙台まで来て、俺は一体何をやっているのか。
 たぶん昼間だと全然雰囲気が違っているのだろう。やはり日が暮れた観光地には行かない方が良い、というのがこの青葉城での結論。このあと、山を降りてバスに乗って駅まで帰った。



 晩飯は牛タンを食った。

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 行ったところその2、塩屋崎。ところ変わって、福島のいわきである。これは3日目。



 毎度おなじみの、私以外に誰も乗ってないバスに揺られること30分。
 最寄のバス停は「灯台入口」という名前なのだが、灯台まで徒歩15分くらいあるので、全く入口という感じがしない。ただの住宅地。ここも日が暮れてからくると、相当不安になるだろう。



 そして岬。



 美空ひばり像とか、美空ひばり歌碑とか、なんかいろいろ見所の多い岬なのだが、ここでの一番の収穫は「あなたが選んだ日本の灯台50選」という本である。
 ここの灯台は有料で上れるようになっているので、受付に人がいる、そこで灯台グッズを売っているのだ。その本は500円だったので、思わず買ってしまった。こういう一般流通してない本を手に入れると嬉しくなる。



 この本を買うと、「海と安全 2009年春号」というレア雑誌と、「のぼれる灯台15基」という素敵な冊子と、「灯台カレンダー」をもらった。なんて素敵な組み合わせ。「海と安全」なんて、裏表紙の広告がこんなんだ。すごすぎる。









 灯台カレンダーは、売価600円。500円の本に、600円のカレンダーがおまけとはなんと太っ腹なことか。



 ちなみに、このカレンダーを丸めて止めてあった紙がこれだ。










 誰だよお前!
 見た瞬間、吹き出してしまった。カットの仕方も、狙いすましたかのように面白い。元の写真は何なのか激しく気になる。誰か元写真が何か分かる人はいませんか? っているわけないか……。

 そんな塩屋崎でした。(これでは全然わからんな)


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 その3、急行きたぐに。乗るのは2回目である。


 


 世間では「富士・はやぶさ」で賑わっているが、「きたぐに」はまったり。というかガラガラ。
 廃止直前になってワイワイ騒ぐでない。とりあえず、今ある寝台にどんどん乗るべし。

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