2006年01月05日

東北・函館旅行 3日目

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朝のニュースで,秋田あたりが凄いことになっているという情報を得る。周辺の路線は,軒並み運休しているらしい。
4日目は秋田に行く予定にしていたが,これは今日の天気によっては予定を変更せざるをえないかも……,なんてことを考えながら,とりあえず今日は山形まで向かう。明日のことは明日考えよう。

猪苗代湖の愚行

会津若松の朝は白かった。異様に白かった。これが雪国の朝か……。
もう列車が遅れていることなんて,想定の範囲内である。やっぱり遅れている列車に乗り込み,郡山方面を目指した。

途中,ぶらり猪苗代で途中下車。ちょっと行ったら猪苗代湖でも見えるかなあ,と簡単に考えてた。
駅を降りて地図を見ると,だいたい1.5kmくらいの距離と見える。それくらいなら徒歩で十分,その辺で雪かきしてる おじいさんに道を尋ねながら,一路 猪苗代湖を目指した。

……が,これがかなりの愚行であることに,やがて気が付く。除雪された歩道を歩いていたのは初めのうち,やがて歩道も雪の積もり具合が酷くなり,さらには途中で歩道自体がなくなった。雪で埋め尽くされている。仕方なく,危険を顧みず車道を歩く。もちろん他に歩いている人なんて,いるはずもなく。

歩き始めて約30分,やがて猪苗代湖らしきものが見えるが,雪のせいで近づくことができなかった。近くのガソリンスタンドの人に聞くと,どうやらこの時期は雪で近づけないらしい。「6kmほど先からなら……」って言われても,こっちは徒歩である。
雪かきをしていた喫茶店の人も,やはりこの時期はダメだという。しかたがないので,あきらめて引き返すことにした。あぁ,何をやっているんだろう。

その後,同じ道を引き返して駅まで辿り着いた頃には,心身ともに疲労困憊であった。一泊して今まさに帰らんとするスキー客が楽しそうにやっているのを見ながら,足の冷たさにじっと耐えていた。

ってまだ朝が始まったばかりなのに……。

山寺での愚行

郡山に着くと,すっかり外の景色も様変わりした。会津と違って,雪はほとんどない。猪苗代での出来事が,はるか昔のことのように感じられる。

郡山散策もほどほどに,列車を乗り換え福島まで。福島からは,奥羽本線。
新幹線との併用路線なので,軌間が標準軌に変わったが,誰も気にする様子は無く。有名な3連続スイッチバックも今は昔。峠の餅売りも正月のせいか,いなかった。
まあ,こんなもんか。それにしても,餅が買えなかったのはかなり残念である。

米沢から山形行きに乗り換え,山形まで。その後,仙山線で山寺駅を目指した。

山寺駅といえば,そのまんま「山寺」である。正直この天気なので登れるのか不安だったのだが,駅の人に聞くと,「大丈夫だよ」という。でも実際は,全然大丈夫じゃなかった。
「滑りやすいよ」,なんて甘いもんじゃない。階段が雪に埋もれて,全部坂道になっていた。山の上まで,ずっと雪の坂道。
踏み慣らされてツルツルの雪に,足の力だけでは太刀打ちできず,手すりを持つ手の力を使って,無理やり登っていく。滑り台を下から登っている状況を思い出した。それの凄い版。

日の入りの時間が近かったため,坂を上っているのは,我々と,外人のカップル1組のみ。健全な人たちは,ちょうど下山しているところだった。
しかしこれ,どうにも登れる状況ではない。「若いもんが,これくらい登れんで……」と下山中の老人に言われたが,そもそもこれを登ること自体どうかしてると思う。
しかし,苦労して登った山の上では,日の入り前の美しい景色が見られた。これだけでも,まあ登った甲斐はあったか。

下りは完全に滑り台だった。でも気をつけないと,崖から飛び出してしまう危険な滑り台。もう体中びしょ濡れ……。駅のストーブに当たりながら,このありえなさを噛み締めていた。
とりあえず雪の山寺は,おすすめ観光スポットとしてワタシの中のリストに加わった。ありえなさを感じたい南国育ちの人は,ぜひ。

夜は,同行者の兄(山形在住)に焼肉を奢ってもらった。感謝感激雨霰。
さて,明日はどうしよう……。

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