2006年08月22日

徳島より山陰・九州を経て屋久島に至る旅行 1日目

上越・東北を経て函館に至った旅行を共にした知り合いと,卒業旅行に行く話が持ち上がった。

前回が前回なだけに,2度目の旅行も妥協するわけにはいくまい。そう考え旅程を練りに練りった結果,山陰・九州を経て屋久島に至るという,訳の分からない旅程ができあがってしまった。
以下が,観光地をどん欲に巡り,体力が尽きるまで乗り物に乗りまくった,クレイジーな旅行の顛末である。


徳島 2218→2356 阿波池田
阿波池田 047→604 大阪(臨時快速ムーンライト高知)

この旅のスタートは,臨時快速のムーンライト高知から。
本来,徳島から山陰に行くのにわざわざ阿波池田から瀬戸大橋経由で行く意味は全くないんだけど,無理にそうした理由は,大阪に朝7時までに着きたいという,ただこの理由だけ!

こうしないと,鉄道(鈍行)+路線バスを使って一日で天橋立と鳥取砂丘をまわることができないので,それを可能にする臨時快速は非常に重要である。
しかし,一般のルートである高速バスだと2時間半のところ,今回の計画では,待ち時間も含めて8時間近くかかる。明け方,回り回って明石海峡大橋の横を通過したときは,さすがに変なことやってるなぁ,と思わずにはいられなかった。

明石あたりで日が昇り始めたため,そこから歯を磨き,顔を洗い,身支度をする。夜中からのスタートだったので,正味,これからが旅のスタートという印象を受ける。
天候は晴れ。相変わらず寝にくいムーンライトだったが,気分は良い。
キヨスクで朝食を買い,通勤ラッシュが始まる寸前の気だるい列車で出発することとなった。

大阪 643→858 福知山

福知山線は初めて乗車する。尼崎を過ぎた辺りに,やたら遅い速度で通過する区間があったので,おそらくそこが事故現場であろう。
下り列車なので,そんなに激しく混雑はせず,まったりと北を目指していく。宝塚やら三田やらに初めて接近したが,思いの外 山の中なのでビックリした。

福知山 1003→1047 宮津(北近畿タンゴ鉄道)
宮津 1052→1057 天橋立(北近畿タンゴ鉄道)

天橋立へ行くため,福知山で北近畿タンゴ鉄道に乗り換え。青春18きっぷは使えないので,天橋立までの乗車券を別途求める。

改札をのぞくと,発車時刻の案内が手動だった。
山陰にしてはまだマシな方だが,それでも案内が手動でも間に合うくらいしか列車が走っていない。今回わざわざ夜行で出発したのも,ここのダイヤに引きずられた結果である。

10時03分発の福知山発・宮津行きがやってくる。これに乗れないと本日中に鳥取砂丘へは行けないので(!),なんとか無事に乗車でき感涙にむせぶ。
しかし感激していたのも束の間,列車のあまりの乗り心地の悪さにビックリ。老朽化した車体なのか,常にブルブルと激しく震えており,その上 運転士は駅に着くたび急ブレーキをかけるものだから,乗り心地としては最悪である。
下車後も車体の振動が体に残っていたが,これはこれで味なのかも,と無理に思うことにした。

宮津で乗り換えた列車は幾分乗り心地がマシだったが,今度は車窓の方が怪しくなってきた。あ,雨……。

●天橋立

天橋立駅に着くと,見事に雨が降っていた。
旅先で雨に降られるほど最悪なことはない。とりあえず折りたたみ傘を開くも,雨が強くて濡れまくる。

しかたがないので,雨は無視して歩みを進め,とりあえず天橋立に侵入する。
「日本三景」の碑を見つけた。今年に入り,松島に続いて二件目である。あと宮島に行けば,一年で三景制覇できるぞ,と思ったが,はたして今年中に宮島に行くのは可能なんだろうか。前向きに善処したい。

しかしその日本三景も,歩いてみると正直ただの松林としか思えなかった。やはり天橋立は俯瞰しないとダメだなぁ,ってことで,例の「股のぞき」がある「天橋立ビューランド」に向かうことに。
天橋立ビューランドは,駅の裏からリフトで行くことができる。雨が降ってたからリフトは乗れないのでは,と危惧していたが,案外普通に乗れた。乗り場の人が親切にも傘を貸してくれたため,恐る恐る傘を差してリフトに乗る。約5分で山の上に到達。

足こぎの乗り物と,小さい観覧車が哀愁を誘う,天橋立ビューランド。有名な股のぞき台で股のぞきを試みるものの,霧がかっていてうっすらとしか見えない。雨は幾分マシになったが,なんとも暗く眠い風景であった。

まぁこんなもんかと思い帰ろうとすると,憎らしいことに晴れてきた。さっきまで霧がかってほとんど見えなかったのに,なんで今更! と思ったのがリフトの途中。悔し紛れに撮った一枚が一番キレイに写っていた。

天橋立 1228→1335 豊岡(北近畿タンゴ鉄道)
豊岡 1427→1549 浜坂
浜坂 1619→1710 鳥取

再び北近畿タンゴ鉄道で豊岡まで出ると,鳥取までもう一踏ん張り。
本当なら途中の餘部で下車したいところだが,列車を一本ずらす余裕が無いので,車窓だけで満足することにした。近いうちにまた見に来ないとなぁ,とは思う。

架け替えが決まってからさらに人気が高まっているのか,乗っていた列車の中では,多くの人が余部鉄橋の話をしていた。
ある人は,豊岡を出発してすぐに車窓に張り付いて余部鉄橋にアンテナを張っている。まだだいぶ先ですよ,と言いたいところだが,声が届く距離ではない。そのうち,近くにいた別の人が「まだですよ」と声をかけて事なきを得た。
鎧駅を過ぎると,みんなソワソワし始める。ワタシもデジカメを構え,寝ていた連れを起こして,鉄橋を迎える。

「あれ,これがそうかしら」 「いや,赤くなかったわよ」とか,そんなやりとりが聞こえておもしろかった。

餘部駅では,何のアナウンスも無いのに,なぜか5分ほど停車してから出発した。原因は不明。
てか止まるなら止まるでアナウンスしてくれれば,鉄橋を見に外に出られたのにー,とか思ったけど後の祭りだった。

●鳥取砂丘

鳥取駅 1730→1752 鳥取砂丘(日本交通バス)
鳥取砂丘 1830→1852 鳥取駅(日本交通バス)

鳥取駅に着くと,すぐに砂丘行きのバス停を探す。最終バスの時間が早いので,バスを一本でも逃すと終了という,非情なシビアさ。
幸いすぐにバス停は見つかった。何人かの砂丘観光客を乗せて,約20分ほどの乗車で砂丘センターに到着。片道360円。

ゆっくりする時間もないので,そそくさと砂丘に入る。ちょうど日暮れが重なって,なんとも言えない景色が広がっていた。
正直,行くまでは鳥取砂丘なんて……と思っていたが,砂丘に足を踏み入れた途端,心から「すげ〜!」って思えた。なんじゃこりゃ。

駆け足で砂山を登り,てっぺんでしばらく砂を弄びながら,夕暮れの日本海を眺めていた。
三脚を立てたカメラマンが大勢いたが,写真を撮りたくなる気持ちも分かる。行った時間もちょうどよかったのかも知れない。運が良い。

滞在時間30分。砂丘センター18時30分発が最終バスなので,急いでバス停へ戻る。見た感じ,行きのバスで来た人は誰も乗っていなかった。みんなタクシーで帰るのかな。

鳥取駅でうどんを食って,晩飯とする。
昨晩はろくに寝てなかったので,投宿してほどなく眠りについた。

(2日目以降,作成中)

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