2007年01月07日

2007年 新春・詣で巡り旅 1日目

昨年9月の,北海道岬めぐり旅から早4ヶ月。次はどんな旅行をしようか,と考えていたとき,今年・2007年はワタシにとって「厄年」であることが判明した。

厄年最初の旅……。これは厄落としの旅にしなければなるまい。いろいろ考えたあげく,「詣で巡り旅」というテーマを発案した。
「詣で巡り」って何のこっちゃ,って感じだけど,要は神社仏閣を「巡り」ながら「詣で」を行うのである。
当初は主に千葉方面を巡る予定であったが,考えているうちに計画は膨らみ,気が付いたらどこに行ってきたのか話すのが難しい旅になっていた。さてワタシはどこに行ってきたのでしょう。

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●徳島駅 800→916 高速舞子(JR四国バス)

旅の始まりは,いつもの地元・徳島駅から。今日は風がたいそう強く,地域によってはに大荒れの天気だそうな。一抹の不安を抱えつつ,高速バスで本州に渡った。


●舞子 923→927 明石
●明石 936→1043 京都

高速舞子でバスを降りると,ものすごい風が吹いていた。体が押し流されるほどの風で,走っても全然前に進めない。台風のようである。
電車が少し心配になってきたが,舞子駅に行くと特に何事もないようだったので,ひとまず安心。改札で「青春18きっぷ」に日付をもらい,本日の旅の本格スタートとなった。

明石駅にて,新快速「敦賀行き」に乗り換える。去年の10月末から登場した敦賀行き。前回の旅行のときには敦賀まで行くのにわざわざ特急に乗り換えたんだけど,もうそんなことをしなくても接続良く敦賀に行けそうだ。便利になったなぁ。
でも残念ながら今回は北陸方面へ行かないので,京都で乗り換える。


●京都 1100→1150 米原

京都の天気は雪。大阪を出たあたりで雪が降り始め,京都に着いてもなお雪が降っていた。
京都でこの調子なので,北陸方面は酷い天気らしく,現在列車の運転を見合わせているとのアナウンスがある。特急のサンダーバードは,すでに1時間以上 京都駅で止まっているらしい。
そんな北陸方面の列車を尻目に,新快速へ乗り換える。琵琶湖線(東海道本線)の新快速は,行き先が聞き慣れない「近江塩津行き」に変わっていた。

京都駅を出発後すぐのトンネルを抜けると,うっすらとした雪景色が広がっていた。


●米原 1209→1244 大垣

米原で乗り換える。いよいよ関ヶ原越えである。混雑を警戒してたけど,編成は4両で比較的ゆったりとした感じだった。

垂井駅を出たあたりで,列車に急ブレーキがかかった。何事かと思っていると,「この先の踏切で非常ボタンが押されました」というアナウンスがある。非常ボタンに遭遇するとは珍しい。
しばらく止まっていたけど,やがて何事もなかったかのように動きだした。何だったんだろう?


●大垣 1250→1256 美濃赤坂
●美濃赤坂 1300→1307 大垣

大垣からは,いつもスルーしてきた東海道本線の美濃赤坂支線へ足を伸ばすことにした。

閑散としているかと思いきや,意外と人が乗っている。同じ車両内では,何語か分からない言葉をしゃべる人が,ものすごくデカい声を出して電話で話をしていた。

しかし,定刻になっても発車する気配がない。やがてアナウンスがあり,接続する列車が遅れているため少し遅れる,とのこと。列車は4分ほど遅れて発車した。

乗車時間約6分。すぐに終点の美濃赤坂に到着した。
予定では,折り返しまで4分ほど時間があるはずだったんだけど,なにせ大垣駅からの発車が4分遅れている。折り返しの発車時間もすでに過ぎていた。

駅舎を見たかったんだけど,すぐに発車のベルが鳴る。せっかく来たものの,無情にも列車は出発することになった。この次の列車は3時間後になるので,これで戻らないと大変なことになる。遠くから駅舎の写真を撮るので精一杯だった。


●大垣 1310→1340 名古屋
●名古屋 1345→1352 熱田

気を取り直して,再び移動を開始する。

大垣〜名古屋を新快速で移動し,名古屋で普通に乗り換える。

いよいよ「詣で巡り」の第一チェックポイント最寄り駅,「熱田」に到着である。


1.熱田神宮

熱田神宮は,初詣参拝客数・全国第5位の神社である。今回の旅ではこの「初詣参拝客数」を見て,上位5箇所を中心にまわる計画を立てた。最初の神社なので,旅の安全も祈るとしますか。

さて熱田神宮へは,JR熱田駅を出て,神宮前商店街というところを進んでいく。

500mほど商店街を進むと,名鉄神宮前駅が見えてきた。実質ここが最寄り駅であろう。駅を過ぎるとすぐに熱田神宮の入り口が見えた。

さすが休日の昼間とあってか,大勢の人で賑わっていた。普通,正月期間中に地元以外の神社に行くことなんてないので,なかなか新鮮である。

参拝者数が多いと,賽銭箱もこんなにでっかくなるんだなぁ。すでに「箱」という感じではないが。


●熱田 1433→1517 豊橋
●豊橋 1534→1607 浜松
●浜松 1617→1848 熱海

一通り熱田神宮を見てまわり,熱田駅へと戻る。普段は普通列車しか止まらない熱田だが,今日は初詣客用に快速が臨時停車するようだ。それに乗って出発する。

豊橋では,壺屋という店で立ち食い蕎麦を食った。うまうま。この辺だと,メニューにきしめんもあるんだねえ。

東海道は乗り換えがスムーズなのはいいんだけど,逆に乗りっぱなしになって結構疲れる。浜松から先なんかは,ロングシート,トイレ無しという酷い編成が来て絶望した。


●熱海 1857→2036 川崎(当初の予定)

さて,ロングシートで2時間30分という苦行をこなし,熱海で東京行きに乗り換える。今度はクロスシート。乗客も疎らなので,くつろぐことが出来た。

しかし,安心したのも束の間,熱海を出発してすぐのトンネルの中で列車が止まった。「現在,強風のため,この先の国府津〜二宮間で運転を見合わせております」というアナウンスがある。危惧していた強風の影響がついに……。

10分ほどトンネル内で止まったあと,なんとか次の駅までは移動して,あとは完全足止め。熱海の次の「湯河原」である。まわりは真っ暗で,何かありそうな気配も無い。よりによってこんなところで止まらなくても……。せめて熱海だったらなぁ,なんてことを考えていた。
あと電車のドアが全開なので,寒いったらありゃしない。これもなんとかならんのか。


寒い電車内で待ち続けること約1時間少々,ようやく抑止は解除された。

本日の目的地である川崎には,21時48分着。ものすごい勢いで回復運転をし,正味1時間12分の遅延であった。

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そんなこんなで,いきなり厄全開となってしまった一日目。これは早いところ「詣で巡り」を完遂しないといけないという気になってきた。
二日目以降へと続く。

2日目へ

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